Samsung Data Migrationを使ったHDDコピーの方法です。フォーマットのやり方からデータ移行まで、詳しく丁寧に解説していきます。
Samsung Data Migrationを使ったHDDコピーの方法
はじめに注意
最初私はコピーをせずにただHDD→SSDへと換装したのですが、きちんとインストール出来て起動はするものの、Windows UPDATEが出来ないという現象になりました。
ライセンス認証をPC構成で判断しているみたいなので、きちんと認証されなかったのかもしれません。(Windows8.1とWindows10)
この時、OSの再インストール自体はきちんと出来ており、インターネット等も普通に使えていました。Windows UPDATEだけが出来なかった状態です。
なのでまた元のHDDを戻し、Samsung Data Migrationを使ってHDDのコピーを行いました。こうすることで無事にWindows UPDATEも出来るようになりました。
なので皆さんも、新しいHDDにOSのインストールをしたい場合でも、一度コピーした方が良いかと思います。Windows UPDATEが出来なかった方は、参考までにどうぞ。
Samsung Data Migrationのインストール
データ移行をする前段階として、まずはSamsung Data Migrationをインストールしましょう。
私はSSDについてきたCDにてインストールしていますが、下記のURLでもソフトの入手が可能になっています。
CDからインストールする場合、中にある「Install Navigator」をWクリックして起動させましょう。CDをセットした段階で自動で起動する場合もあります。
右側の「今すぐソフトウェアをインストール」をクリックします。
ここでは右側のSamsung Data Migrationを選択します。もちろん両方インストールしても構いません。
言語は日本語を選びましょう。
次へをクリックします。
使用許諾契約の全条項をよく読み、良ければ同意して次へ進みましょう。
「インストール」をクリックしてインストールを開始します。
これでSamsung Data Migrationのインストールは完了です。
SSD(HDD)を接続する
ソフトのインストールが出来ましたら、新しいSSDを接続します。
接続方法は色々ありますが、今回私は外付けケースを使用してUSB接続しました。内蔵HDDやSSDをそのまま簡単に外付け化出来るので、大変便利です。初心者にもお勧めです。
コンピュータの管理画面を開く
コンピューターの管理画面を出します。Windows10の場合、スタートメニューの「PC」→「その他」→「管理」を開きます。
この画面が出たら「ディスクの管理」の項目をクリックしてみましょう。こうすることで、自分のディスク情報の一覧が表示されます。
ディスクの初期化
まずは、ディスクの初期化をします。該当のディスクの左側の部分を右クリックし、ディスクの初期化を選択しましょう。
ここでパーティションスタイルを選択することが出来ます。
基本的に2TB以下ならMBR、それ以外はGPTを選択すれば良いでしょう。OSとして使いたい場合もMBRを選択します。
フォーマットをする
ディスクの初期化が無事に終わると、表示が変わってオンラインの状態になります。お次はその隣の項目を右クリックして、「新しいシンプルボリューム」を開きましょう。
新しいシンプルボリュームのウィザード画面が出たら、次へ進みます。
ここではボリュームサイズの指定が出来ます。特にこだわりがなければ、そのまま進んでしまって構いません。
ドライブ文字を割り当てます。ここもこだわりがなければそのまま進みましょう。
この画面ではフォーマットの詳しい設定をします。
ファイルシステムは普通に使用する分にはNTFSで良いので、「NTFS」になっていることを確認し、次へ進みます。
ちなみに、このままだとクイックフォーマットになりますが、チェックを外せばきちんとしたフォーマットになります(時間が掛かります)。
私の場合は一度OSのインストール等をしてしまっていたので、念のためにチェックを外して、きちんとしたフォーマットをすることにしました。
最後に完了ボタンをクリックします。
これでフォーマットが開始されます。前述した通り、今回私はクイックフォーマットではなくきちんとしたフォーマットをしたため、2~3時間かかりました。
新規のSSDやHDDを使う場合は、クイックフォーマットのままでも問題ないかと思います。
フォーマットが完了して正常の表記があれば、無事に完了です。
確認
マイコンピューターを開いて、きちんと新しいドライブが認識しているか確認します。
データの移行
フォーマット後、最初にインストールしておいたSamsung Data Migrationを起動します。
起動すると更新画面が出るので、最新バージョンへUPDATEしましょう。
まずは「 開始」をクリックします。
ここでは、元のデータ容量と移行先の容量が表示されます。この場合、現在のHDD使用領域456GBを最大容量232GBのSSDへと移動ということになるので、これでは出来ません。
必要なデータがある場合などは、外付けHDなどへ非難させておき、移動先の容量に合わせましょう。
色々と削除して70GBまで減らしました。これで赤い表示もなくなり、開始することが出来るようになります。
注意書きが表示されます。良ければ進みます。
あとはディスクの複製が出来るのを待つだけです。
SSD/HDDの中身を入れ替える
ここまで出来たら古いHDD(SSD)を外して、先ほどコピーした新しいSSDに入れ替えましょう。ちなみに、DELLのノートパソコンの入れ替え作業は以下の通りです。
入れ替えた古い方のHDDは、フォーマットや初期化をしてそのまま増設することが可能です。
ただ、ちょっと確認出来ていないので憶測になってしまいますが、元々使っていたHDDをそのまま増設したい場合でも、一度外した状態で起動した方が良いかもしれません。
というのも、コピーした段階ではOSのあるディスクが2つある状態になってしまうため、元のHDDの方を読み込んでしまう可能性があるからです。
まずは新しいSSDで起動し、その後に元のHDDを接続してからフォーマットするのが、一番確実かと思います。
最後に確認
SSDやHDDの交換が完了したら、念のため最後に、Windowsのライセンス認証が出来ているか確認しましょう。
以上、Samsung Data Migrationを使ったHDDコピーの方法でした。